6.HTMLタグに込められた「内なる想い」を知る ~HTMLタグの中身~
HTMLタグの中身とは?
製作者の「こういう風にしたい」という思いをブラウザに伝えるテキスト。
ブラウザへ伝えたい情報を「括弧の内側」に書いたもの。
まさに、内なる想い(違)
※ブラウザやHTMLとの関連は以前の2つの記事が参考になると思います。
2.webページ主に2種類のテキストファイルでできている ~その1~ HTML編 - web制作のしおり
3.webページ主に2種類のテキストファイルでできている ~その2~ CSS - web制作のしおり
話を戻します。
HTMLタグの中身にもルールがある?
HTMLはルールに基づいて書かれたテキストファイルであると、
散々自戒してきました。
と言うことは、
HTMLタグにもルールがあるのではと思ったそこのあなた!
さすがです。その通りです。
HTMLタグには様々な種類があり、
さらに、補足内容を付け加えることもできます。
例によってルールに基づいて書く必要はありますが。
HTMLタグって、どう書くんだっけ?
以前の記事では単純に
<タグ>表示したい内容</タグ>
と書きました。本来は英単語等で表記されますが、
仕組みを理解する上では特に問題は無いと思います。
上記の「タグ」の部分に色々と想いを込められる(情報を書き込める)んだよ。
というのが今回の本題なわけです。
タグの中身はどうなってるの?
<要素名 属性名1=値1></要素名>
これがよく使われる説明です。
属性?値?吐きそう…。
大丈夫です、置き去りにしませんよ。
まずは概要をざっと見ましょう。
- 「要素名」は タグに付けられた名前
- 「属性」は ブラウザに伝えたい付加情報の種類
- 「値」は 付加情報の中身
1つずつ整理していきましょう。
要素名はタグに付けられた名前
冒頭で、
「こういう風にしたい」という思いをブラウザに伝える
という事をお伝えしました。「やりたいこと」にも
- 文字を表示させたい
- 画像を表示させたい
- ボタンを表示させたい
など様々あると思います。
試しに上記のようにタグに「やりたいこと」を書いてみましょう。
<文字を表示させたい></文字を表示させたい>
<画像を表示させたい></画像を表示させたい>
<ボタンを表示させたい></ボタンを表示させたい>
のように書けますよね。
そう、これこそが要素名です。
この「やりたいこと」に名前をつけて、簡単にしたのが「要素名」です。
例えば、
- <p></p>・・・段落の意味でパラグラフの略。文字を表示させる時に使う
- <img>・・・画像の意味でimageの略。画像を表示させる時に使う
- <button>・・・そのままボタンの意味です。ボタンを表示させる時に使います。
こうして「タグ」に「要素名」をつけることで、
人からブラウザへ、やりたいことの概要を伝達しているのです。
それでは、ここからは
「画像を表示させたい」ことをブラウザに伝える
これを例に話を進めていきます。
先に完成形をお見せしておきます。
ざっと目を通して、次へ進んで下さい。
<画像を表示したい その画像は ”このファイルです”>
<img src="test.jpg">
属性はブラウザに伝える付加情報
要素名を書くことで、「画像を表示させたい」という想いを
ブラウザに伝えることができました。
ただ、これではどの画像を表示させたら良いのか、わかりませんよね?
そこで、「どの画像を表示させるか」をブラウザに伝えるわけです。
では、タグを書いてみます。
<画像を表示したい その画像は>
「その画像は」の部分が、「属性」にあたります。
そして実際の書き方をすると
<img src="">
となります。
ここでは「src」の部分が属性にあたります。
「src」はソースとかリソースの略と言われています。
「出どころ」とか「資源」の意味ですね。
勘の言い方はお気づきかもしれませんが、
属性を指定しただけでは「中身」が無いのです。
例えるなら、ブラウザに
「画像を表示したいよ。画像の出処はね・・・」
と含みのある言い方で終えているような状態です。
あくまで、「付加情報がありますよ」というお知らせをしているに過ぎません。
値は付加情報の中身
要素名、属性のところまでで、
- やりたいこと
- 付加情報があります
ということをブラウザに伝えることができました。
最後に、付加情報の「中身」を伝えれば
ようやく「やりたいこと」をブラウザが実現してくれます。
もう一度完成形を確認してみましょう。
<画像を表示したい その画像は ”このファイルです”>
付加情報の「中身」は、言うまでも無く ”このファイルです” の部分ですね。
実際のテキストがこちら、
<img src="test.jpg">
意味がわからない状態で見ると、
?が頭の上につきそうですが、
<画像を表示したい その画像は ”このファイルです”>
と言われれば、なるほどね。とわかっていただけると思います。
何も難しいことは無いですよね。
整理することで、意味が理解できる
「こういう時には、こう書く!」
と、機械的に暗記するよりも
整理して言葉にすることで
タグの中身の意味がわかるかと想います。
登場人物を意識して、
このテキストが何の為に書かれているかを考えれば、
わかりやすいと思います。
今日のまとめ
- タグは<やりたいこと 付加情報="付加情報の中身">でできている
- 実際は<要素名 属性="値"></要素名>の形で記される
- 要素名はやりたいことによって、様々なものが用意されいる
- タグの中身を使ってブラウザと細かい意思疎通ができる
デイトラで日々学習していますが、まだ初級編の域を出ていません。
確かに、言われたとおりにやれば形になります。
ただ、こうした基本的なところで躓くことが多く、咀嚼に時間がかかっています。
トホホ。
とはいえ、引き続き学習を続けていきます。
では、また。