本日からWordPressの学習に入っていきます。
まずは基本概念の学習からということで、めちゃくちゃ大切な所ですね。
しっかり、やっていきましょう。
Webサイトが表示される流れをおさらい
- ブラウザが、URLをもとにサーバーに対してリクエストを出す。
- サーバーが応答、ブラウザに対してコンテンツを返却。
- ブラウザがサーバーから受け取ったコンテンツを表示する。
ざっくりこんな流れですね。
なぜ、こんな話をいまさらおさらいしたのかと言えば、WordPressでのWebサイト表示が少し違うからです。
基本を押さえつつ、どういう仕組なのかを見ていきましょう。
静的サイトと動的サイト
これらの言葉を聞いたことがある人もいると思います。
静的サイトは作れる人割りといるけど、動的サイトを担当できる人が・・・なんてお話を私もどこかで耳にした記憶があります。
で、それらが何かというと
静的サイト
→サーバーに返却用のコンテンツを予め準備してあり、ブラウザからのリクエストに応じて準備されたコンテテンツを返すだけのサイト。
倉庫から製品を取出して出荷するだけみたいなイメージですね。
動的サイト
→サーバーはブラウザからのリクエストに応じて、都度返却用のコンテンツを生成するサイト。
注文を受けてから料理を作って提供するみたいなイメージですね。
で、WordPressがどちらのサイトになるかと言えば、動的サイトというわけです。
今後は動的サイトの概要も押さえておく必要があるということですね。
動的サイトの動き
ブラウザからのリクエストに応じてコンテンツを生成するという話は先程やりました。
一旦、整理しておきましょう。
サーバーにはブラウザで表示するためのコンテンツが用意されていない。
それは、サーバー上にHTMLファイルは無いということと同義ですね。
ですので、サーバーはブラウザからのリクエストに応じて必要なデータをHTML形式にしてから、ブラウザに返却する処理が必要ということになります。
このHTML形式にする事を生成という言葉で表しているようですね。
まとめると、
サーバーが保持しているデータにHTMLは無いが、
リクエストがある度に、保持しているデータをもとにHTMLを生成して返却することで、あたかもHTMLファイルがあるかのように振る舞っている。
こんなところでしょうか。
どうやってコンテンツを生成しているのか
ここで疑問が湧いてきます。
サーバーはいったいどうやって都合よくコンテンツを生成しているのか。
そう、プログラムが処理しているのです。
所謂、サーバーサイドプログラミングというやつですね。
このプログラミング言語としてPHPやJava、Rubyが使われているといわけです。
だんだん点がつながってきましたね!
コンテンツの元となるデータの管理は?
サーバーがプログラムでコンテンツを生成してくれるのは、わかった。
ページ数が膨大なブログ等のデータを一体どうやって保存・管理・アクセスしているのか。
という新たな疑問が生まれます。
そう、ここで必要になってくるのがデータベースです。
コンテンツ(ブログ記事等)のデータをデータベースのテーブルで管理して、
リクエスト(URL)から得た情報を元にプログラムが
SQLで問い合わせて必要なデータを取得してくるということなのでしょう。
PHPとデータベース、SQLが動的サイトに必要ということが見えてきました。
WordPressは一体何をしているの?
今後WordPressを使っていく上で、WordPressのファイルをサーバーに設置することになります。
このファイル達の中身は主に
- Webページのリクエストを受けっとた時に適切な処理をしてブラウザに返す為のファイル群(メインはPHP)
- データベースを操作する為の管理用ページのファイル群
- コンテンツとして表示する為のHTML、CSS等のテンプレート類
大きく分けて3つに分かれています。
①については、ここまで学習してきた内容ですね。
②は何だか難しく感じてしまいますが、データベースの操作というのはつまるところコンテンツの元となるデータの編集という事ですね。簡単に言うと、記事の編集とか該当すると思います。
③はHTMLをブラウザに返却する際の見栄えを整える為のファイルとして捉えれば良いと思います。
まとめると
①ブラウザのリクエストに対する処理
②サイトの編集(データベース操作機能)
③サイトの見た目を整える(ブラウザにHTMLとして返却する際の見栄え)
ざっくり、この3つをWordPressで行っているイメージで良いと思います。
WordPressのファイル群
PHPを基本としたファイルで構成されている事は先程も確認しましたね。
WordPressで押さえておくべきファイル、フォルダを確認しておきます。
wp-adminフォルダ
→管理画面用のファイルが格納されている。
データベースのデータを操作する為のファイルもここにありそうですね。
wp-contentフォルダ
→Webサイト表示に関わるファイル一式が格納されている。
我々Webコーダー達は主にこのフォルダ内のデータをいじくり倒していくようです。
wp-includesフォルダ
→WordPressで利用する様々な定義ファイルが格納されている。
ここは変更する必要はほぼ内容で、むしろ触れないほうが良いとの事です。
wp-config.phpファイル
→接続するデータベースの定義などが記述されている。
ここの設定をミスるとデータベースからデータが取れないのでコンテンツ生成ができない、サイトが表示されないって事ですよね。大事です。
index.phpファイル
→Webサイトへのすべてのアクセスの起点
サイトに対して色々なURLでアクセスされるのですが、そのリクエスト(URL)をまずはindex.phpが受け取って、そのリクエストに対して必要なコンテンツを集め、テンプレートを適用してブラウザにHTMLを返している。結構重要なファイルです。
総合案内の窓口みたいですね。
今日のまとめ
- WordPressは動的サイト、リクエストを受け取ってサーバー側で処理をしてコンテンツを返却している
- 動的サイトには2つの技術が必要で、コンテンツを生成してブラウザに返す処理技術とコンテンツの元となるデータの管理技術
- WordPressではPHPで処理を、MySQLでデータの管理を行っている
かなりのボリュームになりましたが、これでもまだ序章なんですよ…。
基本をしっかりイメージしつつ先に進めていきます。
引き続きやっていきましょう。
では、また。